リオアルアン 川岸 サンタレン
リオアルアン本流の河岸に見られる植物相。
乾期なので川岸が見えているが、雨期には恐らく水中林に移行するのであろう。
ヤシ科の植物が川岸に生えているのが特徴的か。
一般的にアマゾンの川岸は急に深くなり、浜が作られることは多くない。
それは、極端な雨期と乾期の水位差によるものではないだろうか。
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アルアン 滝 サンタレン
旅の終点。
旅の終点は急にやってくる。滝がその行く手を阻むからである。
アマゾンの滝はいわゆる日本の滝ではない。段差の大きな荒瀬と言ったところか。
数多くの滝がアマゾンには存在し、溯上を阻んでいる。アマゾンが平らだなどと考えたら、大間違いである。
この場所は、1994年に訪れたものだが、その後ドイツ人が採集に入り、1999年だったか、雑誌DATZに同様の写真が掲載された。 |
アルアン 滝2 サンタレン
高巻きして滝を見る。轟音を立てて流れる水だが、この中州で観光客が遊んでいた。命知らずか。
この上流で、コリドラス・アルアが採集できるのである。もちろん筆者も採集し飼育していた。
その5年後に商業輸入で入荷したのである。
滝は時として生物の移動を妨げ、バリアとしての働きをするが、この滝がその役目をしているかどうかは、確かめられなかった。
滝の周辺には、数多くのディクロッサス・マキュラータスがいた。その当時は高価で目ずらしかったが、ここにはいくらでも生息していた。 |
リオアルアン インディオ サンタレン
滝の下流にはインディオの村があった。川魚(熱帯魚)を食べ、キャッサバを作り、狩猟に行く。そこにも間違いなく家族があり、生活があった。彼らの家は植物で出来ていたが、教会はコンクリートで出来ていた。宗教は神か悪魔か。
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アルアン ハタオリドリ サンタレン
滝の上流にあった大木に、多くの鳥が巣をかけていた。
袋状になった巣が、いくつも枝からぶら下がっている。アフリカのハタオリドリの巣に似ているが、類縁関係は知らない。 |
アルアン 小川 サンタレン
川をさか上ると、いくつかの小川に行き当たる。いかにも魚がいそうだが、いる種類は限られている。
カラシンがほとんど。カダヤシやアピストがいる事もあるが、コリドラスはまずいない。
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